MINIクロスオーバー トランクルーム
MINIクロスオーバーの場合、後部座席を倒してトランクルームをフラットにすれば、幅約110cm×奥行き約146cmのスペースを確保できるが、身長170cmの場合、車中泊を楽しむには少々窮屈。MINI“らしくない”ほどの幅広いモデルだから、斜めに寝て足を伸ばせるかどうかは、実際に試したいところであるが、欧州向けMINIでは、車中泊のみならずMINIで移住生活ができるのでは?と目を疑いたくなるほどのMINIを集結してみました。

オール4キャンプ
オール4キャンプは2013年7月19日に発表された欧州向けのMINIカントリーマンのコンセプトモデル。屋根の上のベースキャリアに載せられた「ルーフトップテント」が一際目を引く。専用のハシゴで屋根の上にのぼり、MINIの屋根で寝るという発想。ルーフトップテントの強度がどれほどのものなのか、寝返りを打ったりしてキャビンが揺れるだけならまだしも、落下する恐れもあるのではないか、と少し不安を覚えてしまうが、居心地は果たして?

オール4キャンプ
ルーフトップテントはルーフ上に固定したまま、折り畳んでそのまま走行可能。

MINI ルーフトップテント スウィンドン(Swindon)
2012年4月1日に発表された「スウィンドン(Swindon)」はオール4キャンプのルーフトップテントの三角形版。

MINI ルーフトップテント スウィンドン(Swindon)
このスウィンドン(Swindon)もそのまま折り畳んで走行可能だが、三角形な分、頂点は高く、横風も受けやすく不安定度も増すかもしれない。一見、完成されたようなスウィンドン(Swindon)だが、「4月1日に発表」したことを強調しており、実はMINIによるエイプリルフール企画によるものでした。

MINIトレーラーハウスコンセプト カウリー
スウィンドン(Swindon)と同じくエイプリルフール企画としてお披露目されたカウリー・キャラバン(Cowley caravan)は、その後、トレーラーハウスコンセプト「カウリー」として発展。写真はMINIクラブマンに牽引されているが、MINIカウリーはMINIの各車で牽引できるよう配慮されています。

MINIトレーラーハウスコンセプト カウリー
MINIカウリーは、本格的なトレーラーハウスになっていて、車内には2個のベッドが置かれ、水タンクやシンク、調理用のコンロを完備。ソーラーパネルを備え、テレビやDVD、オーディオなどに電力を供給可能だから、一通りの生活ができてしまいます。
現時点では流麗なコンセプトモデルであり、市販化計画は公表されていないとのことだが、これ1台あれば車中泊しながら旅できるだけでなく、移住生活も楽しめそう。

日本でも車中泊しながらの旅行が、ごく一般化されてきていて、車中泊スペースを備えた道の駅も整備されてきつつあります。MINIカウリーが市販化されれば、牽引免許を取得しに行くこと必至です。